引越し時の不用品処分方法まとめ

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引越しは「持ち物を見直す最大のチャンス」です。処分の方法と、家電を手放すタイミングの判断基準をまとめました。

引越しは不用品と向き合う絶好のタイミング

普段の生活では「いつか使うかも」と先送りにしがちな不用品も、引越しというタイミングがあると決断しやすくなります。

荷物が減れば引越し費用も下がります。トラックのサイズが一つ小さくなるだけで、数万円変わることもあります。処分のコストと引越し費用の節約、両方で考えると判断しやすくなります。

処分方法の種類と向き・不向き

フリマアプリ・ネットオークション

向いているもの:ブランド品・趣味のグッズ・状態のよい家電・本・衣類

メリット:相場より高く売れることがある

デメリット:発送の手間がかかる・売れるまで時間がかかる

引越しまでに時間がある場合は、早めに出品して売り切る作戦が取れます。引越し直前に大量出品すると、発送が追いつかなくなることがあるので注意です。

リサイクルショップ・買取業者への依頼

向いているもの:家電・家具・衣類・本

メリット:まとめて査定してもらえる・出張買取なら自宅で完結する

デメリット:フリマより買取金額が低くなりやすい

「家が片付いていないから呼びにくい」と思うかもしれませんが、引越し前こそ出張買取を使うチャンスです。荷物が出ている状態は「片付け中です」と言えるいい口実にもなりますし、まとめて複数点見てもらえることで査定額が上乗せされることもあります。

専門書・医学書・看護系の本は専門の買取業者の方が高値になることがあります(詳しくは荷造り・段ボールのコツの記事も参考にしてください)。

不用品回収業者

向いているもの:大量の不用品・粗大ゴミレベルの大型家具・すぐに処分したいもの

メリット:まとめて一気に片付けられる・日程を指定できる

デメリット:費用がかかる

業者によって料金に大きな差があります。複数社に見積もりを取ることをおすすめします。

自治体の粗大ゴミ回収

向いているもの:ソファ・ベッド・自転車など大型のもの

メリット:費用が安い(数百円〜数千円が多い)

デメリット:申し込みから回収まで1〜2週間かかることがある

引越し日から逆算して、早めに申し込みをしておきましょう。直前に思い立っても間に合わないことがほとんどです。

家電リサイクル法対象品の処分

冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビの4品目は、家電リサイクル法により粗大ゴミとして捨てることができません。以下のいずれかで処分します。

  • 購入した販売店に引き取りを依頼する
  • 新しい家電を購入する店舗に引き取りを依頼する
  • 指定引取場所(全国に設置)に自分で持ち込む
  • 不用品回収業者に依頼する(リサイクル料金が別途かかる場合あり)

家電の買取金額は「年数」で大きく変わる

5年が目安、その根拠とは

リサイクルショップや買取業者に家電を売る場合、製造年数が査定金額に大きく影響します。業界全体で「製造から5年以内」が買取の目安とされていますが、この背景を知っておくと判断しやすくなります。

家電メーカーは「補修用性能部品の保有期間」を自社で設定し、カタログや取扱説明書などで公表しています。これは、故障したときに修理できるよう必要な部品をメーカーが保有しておく期間のことです。

この保有期間は、経済産業省(旧通商産業省)の通達をもとに、業界団体である全国家庭電気製品公正取引協議会が「公正競争規約施行規則」として定めた自主基準です。法律で義務づけられたものではありませんが、主要メーカーは概ねこの基準に沿っています。

参考リンク:補修用性能部品の保有期間について(全国家庭電気製品公正取引協議会)

主な家電の目安は次の通りです。

家電 部品保有期間の目安
エアコン9年
冷蔵庫9年
洗濯機6年
テレビ8年
電子レンジ8年
掃除機6年

この期間を過ぎると、故障しても修理できない可能性が高くなります。買取業者はこの「修理できる=まだ使える」という観点で年数を見ています。そのため、部品保有期間の終わりに近い5〜6年あたりから査定額が急落しやすく、7〜8年以上になると多くの業者で査定がつかなくなります。

「まだ使えるし」と思って引越しのタイミングで手放せずにいると、気づいたときには値段がつかなくなっていることがあります。

筆者の体験談

10年越しで出番が来た一人暮らし用冷蔵庫

一人暮らし用の冷蔵庫を使って5年ほど経ったタイミングで引越しがありました。「売るなら今のうち」とわかっていても「もしかしたら使うかも」と踏み切れず、結局そのまま持っていくことに。

引越し後は大きな冷蔵庫をすぐ購入したため、一人暮らし用の冷蔵庫は物置の隅にしまわれました。

それからさらに10年後、大きな冷蔵庫が壊れた日、物置の冷蔵庫が急きょ現役復帰。10年放置していたのに普通に動いたのは驚きでしたが、異様な冷気と轟音で、省エネの概念がない時代の家電だとすぐわかりました。能力重視の古い家電は過剰なパワーで動くのが特徴で、食材がガチガチに凍るほどでした。

後から振り返ると、あのとき売っておけばよかったと思います。引越しのタイミングは、家電を整理する絶好の機会です。「もしかしたら使うかも」は、たいてい使いません。

新しい家電への買い替えも検討を

不用品を処分するタイミングは、新しい家電を選ぶタイミングでもあります。古い家電を手放して省エネ性能の高い新しいものに切り替えると、毎月の電気代にも影響します。家電の省エネ性能と年数の関係については、一人暮らしの電気代・ガス代の節約術の記事でも詳しく触れています。

処分を機に、省エネ性能の高い新しい家電を探してみましょう。

新しい家電を探すなら →

処分のタイムライン目安

時期 やること
引越し2ヶ月前〜フリマアプリに出品開始・買取業者の出張査定を依頼
引越し1ヶ月前〜粗大ゴミの申し込み・家電リサイクルの手配
引越し2週間前〜不用品回収業者の手配・売れ残りの処分方針を決める
引越し前日まで処分完了・残ったものは引越し後に対応

まとめ

不用品の処分は、引越しの2ヶ月前から動き始めると余裕を持って進められます。家電は業界の自主基準で5〜6年が部品保有の目安とされており、それに合わせて買取査定に出すかどうかを判断しましょう。

引越し前に出張買取を頼むのは、片付いていない家でも気にせず呼べるよい機会でもあります。「もしかしたら使うかも」は、思い切って整理するチャンスの言葉に変えてみてください。

よくある質問

Q. 家電リサイクル法の対象品は、どうやって処分すればいいですか?

A. 冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビの4品目は、購入した販売店か新しい家電を買う店舗に引き取りを依頼するのが一番簡単です。指定引取場所に自分で持ち込む方法もあります。不用品回収業者に頼む場合はリサイクル料金が別途かかることがあります。

Q. フリマアプリで売る場合、引越し前に出品しても大丈夫ですか?

A. 大丈夫ですが、引越し直前に大量出品すると発送が追いつかなくなることがあります。引越しの1〜2ヶ月前から少しずつ出品して、引越し前に売り切るのが理想です。

Q. 出張買取を頼む場合、部屋が片付いていなくても来てもらえますか?

A. 来てもらえます。引越し前は荷物が出ている状態が普通なので、片付いていなくても問題ありません。むしろまとめて見てもらえる引越し前は、査定をお願いするタイミングとして好都合です。

この記事の情報は一般的な目安です。買取金額は時期・業者・商品の状態によって異なります。部品保有期間の目安は、経済産業省の通達をもとに全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた自主基準をもとにしています。

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