一人暮らしの電気代・ガス代の平均と節約術
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光熱費は毎月かかる固定費です。平均を知って、無理なく抑えるポイントを押さえておきましょう。
光熱費は「見えにくいコスト」だから見直しやすい
一人暮らしを始めたとき、家賃は事前に把握できても、電気代・ガス代は住んでみないとわからない部分があります。
毎月の引き落としで「思ったより高いな」と感じつつ、何が原因かよくわからないまま払い続けている——そういう方も多いです。仕組みを知って、抑えられるところから対策すると、毎月の出費を着実に減らせます。
一人暮らしの電気代・ガス代の平均
総務省の家計調査をもとにした目安です。地域・築年数・使用する家電によって変わります。
| 項目 | 月額の目安 |
|---|---|
| 電気代 | 5,000〜8,000円 |
| ガス代(都市ガス) | 2,000〜4,000円 |
| ガス代(プロパンガス) | 4,000〜7,000円 |
| 合計(都市ガスの場合) | 7,000〜12,000円 |
| 合計(プロパンガスの場合) | 9,000〜15,000円 |
※出典:総務省「家計調査」をもとにした目安
プロパンガスは都市ガスより料金が高い傾向があります。物件を選ぶ段階でガスの種類を確認しておくと、毎月のコストに大きく影響します。
意外と知らない:家電の省エネ性能は年々大幅に進化している
「古い家電でも動いているなら問題ない」と思いがちですが、実は電気代に大きな差が出ています。これは多くの方が気づいていない、引越しのタイミングで家電を見直す理由のひとつです。
経済産業省資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ」のデータによると、冷蔵庫(401〜450Lクラス)の年間消費電力量は2005年ごろと2020年ごろを比べると約半分にまで下がっています。年間電気代にして約8,700円の差です。
エアコンも同様で、2010年型と2020年型では年間消費電力量に64kWh以上の差があり、電気代にすると年間約2,000円前後変わります。さらに2000年以前の古い機種と比べると、その差はさらに大きくなります。
さらに、エアコンは使い続けること自体でも消費電力が増えていきます。経年劣化により10年間で消費電力が約5割増えるとも言われており、12年を超えると増加率がさらに上がります。
自分の家電がどのくらい省エネかを確認したい場合は、環境省が提供する「省エネ製品買換ナビゲーション しんきゅうさん」が便利です。今使っている家電の型番を入力すると、最新機種との電気代の差が確認できます。
電気代が高くなる主な原因
古い家電をそのまま使っている
上述のように、製造から5〜10年以上経った冷蔵庫・エアコンは、最新の省エネ機種と比べて消費電力が大幅に高いことがあります。引越しのタイミングで古い家電を買い替えると、光熱費の節約につながります(家電の買取年数の目安については、不用品処分の記事もあわせてご覧ください)。
古い家電を買い替えるなら、省エネ性能の高い最新モデルを探してみましょう。
省エネ家電を探してみる →待機電力を意識していない
テレビ・電子レンジ・洗濯機などは、使っていないときも電気を消費しています。コンセントをこまめに抜く・節電タップを使うだけで、毎月数百円の節約になることがあります。
エアコンの使い方が非効率
エアコンは設定温度を1度変えるだけで消費電力が変わります。冷房は28度・暖房は20度が省エネの目安とされています。フィルターの掃除も忘れずに。汚れると効率が落ちて電気代が上がります。
サーキュレーターや空気清浄機(サーキュレーター機能付き)と組み合わせると、部屋の空気が循環して効率よく冷暖房できます。エアコン1台でも部屋全体の温度が均一になりやすく、設定温度を無理に上げ下げしなくて済みます。
また、室外機の置き場所も意外と影響します。直射日光が当たる場所・熱がこもりやすい場所に室外機が設置されていると、効率が下がって電気代が上がります。設置環境のチェックも意識してみましょう。
ガス代が高くなる主な原因
長時間のシャワー・追い焚き
給湯にかかるガス代は、使う湯量に比例します。シャワーの時間を短くする・追い焚きを減らすだけで、毎月のガス代が変わります。
プロパンガスの物件に住んでいる
プロパンガスは都市ガスより単価が高く、同じ使用量でも料金に差が出ます。プロパンガスの場合、地域によってはガス会社を切り替えることで料金が下がることがあります。
電力会社・ガス会社の切り替えで節約する
電力自由化により、電力会社は自由に選べます。同じ使用量でも、契約する会社によって毎月の料金が数百〜数千円変わることがあります。
引越しのタイミングは、契約を見直す絶好の機会です。比較サービスを使って自分の使用状況に合ったプランを探してみましょう(電気・ガスの手続きタイムラインは引越し時の電気・ガス・水道の手続きタイムラインの記事もあわせてご覧ください)。
インターネット・ネット動画サービスも見直そう
引越しのタイミングで、インターネット回線の契約も合わせて見直すと費用を抑えられることがあります。
最近はNetflixやAmazonプライム、ABEMAやTVerなど、ネットを介して動画を見る方が増えています。テレビを持たずにAndroid TVやFireスティックでネット動画を楽しむ暮らし方も広まっています。自分のライフスタイルに合ったインターネット環境を選ぶことが、光熱費以外のコスト削減にもつながります。
光回線は引越し先の建物によっては工事が必要で、開通まで時間がかかることがあります。引越しが決まったら早めに確認・申し込みをしておくのがおすすめです。
新居のインターネット環境も、引越しが決まったら早めに比較・申し込みをしておきましょう。
インターネット回線を比較・申し込む →補助金・キャンペーンをチェックする
省エネ家電の購入や、エコ対応のリフォームに対して国や自治体から補助金が出ることがあります。金額や対象は制度によって異なりますが、エアコン・給湯器・断熱リフォームなどが対象になることが多いです。
ただし期間限定のものが多く、タイミングを逃すともったいないです。引越しのタイミングで家電を買い替える際は、お住まいの自治体や経済産業省のサイトで最新の補助金情報を確認してみましょう。
毎月の光熱費を下げる簡単なポイントまとめ
- 照明をLEDに変える
- 使っていない部屋の電気はこまめに消す
- 冷蔵庫の設定を夏以外は「弱」にする
- 洗濯はまとめて1回にする
- シャワーの時間を1〜2分短くする
- エアコンにサーキュレーターを併用する
- 電力会社・ガス会社のプランを見直す
まとめ
一人暮らしの電気代・ガス代の目安は合わせて月7,000〜12,000円程度です(総務省家計調査参照)。古い家電の買い替え・電力会社の見直し・日常の小さな節電の3つを組み合わせると、毎月の光熱費を確実に下げられます。
省エネ性能は国のデータでも年々大きく進化しています。引越しのタイミングで家電と契約をまとめて見直すと、新生活のスタートから節約が始まります。
よくある質問
Q. 電力会社を切り替えると、どのくらい節約できますか?
A. 使用量や現在の契約内容によって異なりますが、月数百円〜数千円変わるケースもあります。比較サービスを使って現在の契約と比べてみるのがおすすめです。切り替え自体は無料でできます。
Q. プロパンガスの物件に住んでいます。都市ガスより本当に高いですか?
A. 一般的に高いです。同じ使用量でも都市ガスの1.5〜2倍程度になることがあります。プロパンガスの場合、地域によってはガス会社を切り替えることで料金を下げられることがあります。まず現在の単価を確認してみましょう。
Q. 省エネ補助金は今でも使えますか?
A. 補助金の内容は年度によって変わります。国や自治体の補助金は期間限定のものが多く、終了していることもあるため、引越しのタイミングで経済産業省や各自治体のサイトで最新情報を確認してみてください。
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電気代・ガス代の目安は総務省「家計調査」をもとにしています。省エネ性能のデータは経済産業省資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」および一般社団法人日本電機工業会の資料を参照しています。実際の料金は地域・使用状況・契約内容によって異なります。